自動猫トイレに日本製はある?【2026年】国内メーカー2機種を公式スペックで検証・体重と安全機構で選ぶ

自動猫トイレに日本製はある?【2026年】国内メーカー2機種を公式スペックで検証・体重と安全機構で選ぶ スマートトイレ・健康管理
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「5万円から15万円の機械を、聞いたことのない海外ブランドで買うのは不安」——だから日本製の自動猫トイレを探す。とても自然な考え方だと思います。

ですが、ネット上には「日本製の自動トイレはどこにもない」と書いている記事がいくつもあります。実際のところどうなのか、当編集部が2026年8月時点で各社の公式情報を直接確認しました。先に結論を3つ書きます。

  • 「日本メーカーの自動猫トイレ」は存在します。 ジェックス(大阪)とマルカン(大阪)が現行品を出しています
  • ただし「日本製」ではありません。 ジェックスは公式サイトの製品仕様に生産国「中国」と明記しています。マルカンは生産国を公表していません
  • そして実際に機種を絞るのは製造国ではなく「対応体重」です。 国内メーカー2機種は上限が 5.0kg / 9.0kg で、海外定番(10〜11kg級)より狭く、大きい子は国内メーカー品では選べません

つまり「日本製かどうか」で選ぼうとすると、いちばん大事な適合条件を見落とします。この記事では公式スペックを並べて、どこで選ぶべきかを整理します。

※情報は2026年8月時点で、各メーカー公式サイト・正規輸入元の公開情報を確認したものです。価格・仕様は変動するため、購入前に各公式ページでご確認ください。


「日本製」「日本メーカー」「国内サポート」は別の話

まずここを分けないと、探し方を間違えます。当編集部は3つに分けて考えています。

区分 意味 自動猫トイレでの現状
日本製 生産国(製造した国)が日本 確認できた現行品はありません
日本メーカー 企画・販売する会社が日本の企業 ジェックス/マルカンが該当
国内サポート 日本語の取説・問い合わせ窓口・部品供給がある 上記2社に加え、正規輸入元がある海外ブランドも該当

多くの人が本当に欲しいのは3番目ではないでしょうか。「壊れたときに日本語で相談でき、部品が手に入る」という安心感です。それなら、日本メーカーに限る必要はありません(この考え方は日本製・日本メーカーのペットカメラおすすめ7選でも同じ結論になりました)。


国内メーカーの現行2機種

ジェックス PURE CAT AUTO TOILET(PCAT01-WH)

ジェックス株式会社(大阪府東大阪市)の全自動トイレ。公式製品ページで確認できた仕様は次のとおりです。

  • 対象:生後6か月以上・体重1.5kg〜9.0kg
  • 本体:約幅56×奥行58×高さ66cm・約16kg
  • 安全機能:赤外線センサー・重量センサー・アラート機能で誤作動を防止
  • 消費電力:作動時6W/待機時2.4W・電源コード長 約1.5m
  • 猫砂:固まるタイプ・最大4.5L(約2.6kg目安)
  • アプリ:自動掃除の間隔を2〜60分で設定、定期クリーニング・消臭設定、通知、トイレ回数・滞在時間・体重の記録、アカウント共有
  • 消臭カートリッジ付き。ドラムは工具なしで取り外して丸洗い可
  • 希望小売価格:オープン価格
  • 生産国:中国(公式仕様に明記)

★注目したいのは本体16kgという重さです。 自動猫トイレの事故で最も知られている2018年の死亡事故は「本体が倒れて猫が閉じ込められた」ケースでした(詳しくは自動トイレの事故と危険な機種の見分け方)。16kgは当編集部が確認した現行機のなかで最も重く、砂を入れれば18kg超になります。倒れにくさという一点では有利です。

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ジェックス PURE CAT AUTO TOILET

なおジェックスは公式オンラインショップにレンタルプランのページを設けています。ただし当編集部が確認した2026年8月3日時点で、同ショップはシステム改修のため一時休止中(8月4日正午頃まで)で、料金・期間・解約条件を確認できませんでした。条件は必ず再開後の公式ページでご確認ください。

マルカン ナクラム 全自動猫トイレ(NAKURAM CT-703)

株式会社マルカン(大阪府八尾市)の全自動トイレ。公式製品ページで確認できた仕様です。

  • 推奨体重:1.5kg〜5.0kg
  • 本体:約幅56×奥行53×高さ62cm・入口までの高さ22cm
  • センサー:赤外線センサーでオシッコ後に自動掃除(手動操作も可)
  • タンク内でオゾン脱臭
  • シニア猫・腰の弱い子向けのステップが付属
  • アプリ(NAKURAM):オシッコ回数・トイレ滞在時間・体重管理
  • 猫砂:粒5mm以下のベントナイト・植物系・混合猫砂(ペレットは直径4mm・長さ10mm以内)
  • 希望小売価格:オープン価格
  • 生産国:公式ページに記載なし

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マルカン ナクラム 全自動猫トイレ

⚠️ 公式ページで挟み込み防止機構の記載は確認できませんでした。 これは「安全でない」という意味ではなく、公表されていないという事実です。当編集部は自動トイレの事故記事で「安全機構が公式に具体的に書かれているかを確認する」ことを推奨しており、その基準で見るとジェックス(3種類を明記)との差が出ます。購入前にメーカーへ問い合わせるのが確実です。


🔴 決め手は製造国ではなく「対応体重」

日本製の自動猫トイレの探し方3ステップ(日本製は無い・対応体重で絞る・国内窓口を見る)の図解

ここがこの記事でいちばんお伝えしたい部分です。国内メーカーかどうかより先に、うちの子が対象体重に入るかを見てください。

機種 対応体重 会社の所在 数字の出どころ
マルカン ナクラム CT-703 1.5〜5.0kg 日本(マルカン) マルカン公式
ジェックス PURE PCAT01-WH 1.5〜9.0kg(生後6か月以上) 日本(ジェックス) ジェックス公式
CATLINK SCOOPER PRO-X 1.5〜10kg 正規輸入元は日本(オーエフティー) 販売元表記
PETKIT Pura Max 2 1.5〜10kg(生後6か月以上) 中国 販売店表記
Litter-Robot 4 約1.4〜11.3kg(3〜25 lbs) 米国(Whisker) Whisker公式

読み方のポイント

  • マルカンの上限5.0kgは、日本の成猫にとって余裕のある数字ではありません。 一般的な成猫は4〜5kg程度で、少しふくよかな子はすぐ上限に届きます。メインクーンやノルウェージャンなどの大型種は対象外です
  • ジェックスの9.0kgなら大半の家庭猫はカバーできます。「国内メーカーがいい」という条件を優先するなら、実質こちらが本命です
  • 下限はどこも1.5kg前後で共通。子猫は全社が対象外なので、体重と月齢が満ちるまで待つのが確実です
  • 上限11.3kgまで見るなら Litter-Robot 4 が最も広く、大型種の家庭では選択肢が海外ブランドに寄ります

国内メーカーを選ぶ本当のメリット

製造国が中国でも、日本メーカーであることには実利があります

  1. 日本語の取扱説明書とサポート窓口——センサーで動く機械は、設定や不具合の切り分けで問い合わせが発生します。翻訳の怪しい説明書と機械翻訳のメールしかない製品とは、ここが決定的に違います
  2. 部品と消耗品の供給——ドラム、カートリッジ、専用ゴミ袋といった消耗品が国内流通で買えるか。数年使う機械では効いてきます
  3. 電気用品安全法(PSE)の責任が明確——国内メーカーが販売者として届出を行います。並行輸入のノーブランド機で不透明になりがちな部分です
  4. 量販店・ホームセンターで実物を見られることがある——幅56cm級の大物なので、置けるかどうかを実物で確かめられる価値は小さくありません

そして同じ実利は「正規輸入元がある海外ブランド」でも得られます。 CATLINKには株式会社オーエフティー、PETKITには日本公式の窓口があります。「日本メーカーでなければダメ」ではなく「国内に責任を持つ窓口があるか」で見るのが実際的です。


それでも「日本製」にこだわるなら

現行の全自動タイプで生産国が日本の製品は確認できませんでした。どうしても国内生産にこだわるなら、選択肢は全自動をあきらめる方向になります。

  • 国産の一般的な猫トイレ(システムトイレ等)+こまめな掃除に戻す
  • 半自動・手動の回転式を選ぶ(ただし2018年の死亡事故は手回し式の転倒で起きています。事故記事を必ずお読みください)
  • 掃除の負担は別の方法で下げる——排泄の記録だけ自動化したいなら、ペット用体重計・健康管理アプリペットカメラで代替できる部分もあります

「全自動で・日本製で・安い」は、2026年8月時点では両立しません。どれを捨てるかを先に決めると選びやすくなります。


買う前に借りて確かめる

対応体重をクリアしていても、猫が使ってくれるかは別問題です。幅56cm級・十数kgの機械が家に居座って使われないのが、この買い物で最も痛い失敗です。

まず数ヶ月レンタルして反応を見てから購入を判断するのは、金銭リスクを大きく下げます。各社の料金・期間・補償の比較は自動猫トイレはレンタルで試せる?にまとめています。

📦 買う前に、実機で試す

自動猫トイレは、うちの子が使ってくれるかどうかが最大の賭けどころ。レンティオなら都度払いのワンタイムプランと月額制の2種類から選べ、過失による破損でも自己負担は最大2,000円まで。出荷前ならキャンセル無料なので、いきなり買うより失敗の傷が浅く済みます。

📦 自動猫トイレをレンタルで試す|レンティオ


よくある質問

Q. 結局、日本製の自動猫トイレはあるの?
A. ありません。「日本メーカー」の製品はジェックスとマルカンの2社にありますが、ジェックスは公式に生産国=中国と明記しており、マルカンは生産国を公表していません。「日本製」という条件で探すと該当機はゼロになります。

Q. 国内メーカーと海外ブランド、どちらが安全?
A. 製造国では決まりません。見るべきは①安全機構が公式に具体的に説明されているか ②対応体重に自分の猫が入るか ③国内に問い合わせ窓口と部品供給があるか、の3点です。この基準ならジェックスも、正規輸入元のあるCATLINKやLitter-Robotも候補に入ります。

Q. うちの猫は6kg。国内メーカーで選べる?
A. ジェックス(上限9.0kg)なら対象内、マルカン(上限5.0kg)は対象外です。6kgは決して珍しい体重ではないので、ここで選択肢が半減することは知っておいてください。

Q. 子猫がいる家でも使える?
A. 全社が下限1.5kg前後・生後6か月以上を条件にしています。軽すぎる猫は重量センサーが「いない」と誤認する可能性があるため、体重と月齢が満ちるまで導入を待ってください。

Q. 電気代はどれくらい?
A. ジェックスの公式値は作動時6W・待機時2.4Wです。ほぼ待機している家電なので、月あたりの負担は小さく収まります。


まとめ

  • 「日本製の自動猫トイレ」は2026年8月時点で存在しない。ただし日本メーカー品はジェックス/マルカンの2機種がある
  • ジェックスは公式に生産国=中国と明記。マルカンは非公表。「日本メーカー=日本製」ではない
  • 🔴 選択を左右するのは製造国ではなく対応体重。マルカン5.0kg/ジェックス9.0kg/Litter-Robot 4 約11.3kg
  • 国内メーカーの実利はサポート・部品・PSE。同じ実利は正規輸入元のある海外ブランドでも得られる
  • ジェックスは本体約16kgで現行機最重量クラス=転倒には強い

🔴 「国内サポート」を重視するなら、返品条件もあわせて確認してください。当サイトが各社の公式ページを実測したところ、ジェックスは365日間の製品保証を掲げる一方で返品条件の記載はなく、逆に海外ブランドでも正規輸入元が30日間の返品保証を用意している例がありました。サポートの手厚さは製造国では決まりません。5社の条件を並べた表は自動トイレをやめた理由と返品条件の実測にあります。

機種の比較は自動猫トイレおすすめ5選、選び方の全体像は選び方完全ガイド、安全性は事故と危険な機種の見分け方へどうぞ。

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