「散歩中にリードが外れて逃げたら」「留守番中に脱走したら」――犬の飼い主にとって、迷子は最大の心配事のひとつです。そこで頼れるのが、リアルタイムで居場所を追えるGPSトラッカーと、日々の運動量・健康を見守る活動量計。
この記事では当編集部が、2026年7月時点で日本で使える犬向けの首輪デバイス5選を、本体価格・月額・重さ・機能で比較します。正直にお伝えすると、日本で現行入手できる犬用の活動量計は選択肢が少なく、実質的にはGPS+活動量を兼ねる機種が中心になります。その現実も含めて解説します。
時間がない人へ:迷子対策と運動量記録を1台でこなすTractive(本体約6,900円+月500円〜)が本命。バッテリー重視ならまもサーチ3が対抗です。
※価格・仕様は2026年7月時点で各メーカー公式サイトを確認したものです。価格・月額プランは変動するため、最新情報は各リンク先でご確認ください。
まず整理:GPSと活動量計は目的が違う
| タイプ | 主目的 | 位置追跡 | 代表機 |
|---|---|---|---|
| GPSトラッカー | 迷子・脱走時の位置追跡 | ○ | Tractive・まもサーチ3 |
| 活動量計 | 運動量・睡眠・健康の記録 | ✕(GPS非搭載が多い) | Catlog・PLUS CYCLE |
「逃げたときに追いたい」ならGPS、「散歩が足りているか・体調の変化を見たい」なら活動量計。Tractiveのように両方を1台でこなす機種もあります。選び方の基準(月額・重さ・安全バックル)の詳細はGPSトラッカー完全ガイドで解説しています。
犬の散歩用おすすめ5選
1. Tractive|迷ったらコレ・GPS+活動量の二刀流
世界的に使われるGPS首輪。本体約6,900円+月500円〜(2年契約時)、35g・IPX7防水・バッテリー最大約7日で、2〜3秒間隔のLIVE追跡が可能。運動時間・休息時間・消費カロリーを記録するアクティビティモニターを内蔵しているため、迷子対策と運動量管理をこれ1台でまかなえます。小型犬〜大型犬まで対応(海外では大型犬用のXL版も登場、日本展開は要確認)。
- ✅ メリット:秒単位LIVE追跡+活動量記録の二刀流。世界的実績
- ⚠️ デメリット:月額とサブスク前提。35gなので超小型犬は装着感を確認
2. まもサーチ3|バッテリー最大6週間の長持ちGPS
子ども見守り用ですが、ペット用ソフトカバーが公式提供されている39g・IP65のGPS。本体約5,000円前後+月458〜500円で、頻度優先1〜2分/省電力3〜4分間隔、バッテリーが最大6週間と圧倒的に長持ち。頻繁な充電が面倒な人に向きます。39gなので小型犬〜中型犬向きです。
- ✅ メリット:最大6週間のバッテリー・手頃な月額
- ⚠️ デメリット:秒単位のLIVE追跡は非対応。活動量記録はなし
3. あんしんウォッチャーLE|中型犬以上・大手キャリアの安心感
KDDI(au)の見守りGPS(約53g・月額539円)。LTE-M+GNSS+Wi-Fi測位で、子ども・高齢者・モノの見守りと兼用できます。53gと重めなので中型犬以上向き。「家族の見守りとまとめたい」家庭に。
- ✅ メリット:大手キャリアの安定性・多用途
- ⚠️ デメリット:53gと重い(小型犬・猫には不向き)
4. Catlog(活動量計)|位置は追えないが健康を見守る
RABOの見守り首輪。もともと猫用として有名ですが、行動・活動量の記録に特化した設計思想は犬の健康管理の参考にもなります。ベルト込み10g未満と軽く、食べる・走る・寝る・水を飲むなどを24時間記録。GPSは非搭載(位置追跡は不可)なので、迷子対策には別途GPSかマイクロチップを併用してください。
- ✅ メリット:超軽量・行動の異変を早期察知
- ⚠️ デメリット:位置追跡はできない。猫向け製品のため犬での使用は対応を要確認
5. auわんにゃんサポート(アプリ)|スマホのGPSで散歩を自動記録
デバイスではなくアプリ(月額550円)ですが、スマホのGPSで散歩ルート・距離を自動測定し、同犬種・年齢の平均と比較できます。通院履歴・トイレ記録・24時間の獣医師相談も付帯。「まず手軽に散歩量を記録したい」入り口として有効です。
- ✅ メリット:デバイス不要・散歩の自動記録+獣医相談付き
- ⚠️ デメリット:飼い主のスマホ前提(犬単体の追跡・留守番中の位置把握はできない)
正直解説:犬の活動量計は「選択肢が少ない」のが現実
散歩量や睡眠を測る犬専用の活動量計は、日本で現行入手できる製品が限られています。国産のPLUS CYCLE(犬猫用・約9g)は運動/安静/睡眠やジャンプ回数を記録できる良製品ですが、2026年7月時点で新規販売・サブスク受付を一時停止中です。海外のFitBarkやWhistleは日本語非対応・国内正規流通がなく、実質的に入手困難。
そのため現実解は、GPS+活動量を兼ねるTractiveを選ぶか、auわんにゃんサポートのようなアプリで散歩を記録するかの2択になりがちです。「活動量計だけの専用デバイス」を探して見つからないのは、あなたの探し方のせいではありません。
選び方の3ステップ

- 目的を決める:迷子対策が主ならGPS(Tractive/まもサーチ3)、運動・健康の記録が主なら活動量計かアプリ
- 体格に合う重さを選ぶ:超小型犬は装着感を要確認、中型犬以上はあんしんウォッチャーも可。デバイスは体重の3〜5%以内が目安(GPSガイドの重さ基準)
- 月額とバッテリーで絞る:頻繁な充電が嫌ならまもサーチ3、秒単位で追いたいならTractive
迷子対策を主目的に選ぶなら、デバイスを買うだけで終わらせず脱走したときの探し方と初動まで押さえておくと安心です。
よくある質問
Q. 散歩中だけ使いたい。それでもGPSは必要?
A. 散歩中は飼い主のスマホが近くにあるので、リードが外れた瞬間の追跡にGPSは有効です。ただし常時装着=常時課金なので、「散歩のときだけ」なら費用対効果を考えて。まずはアプリ(auわんにゃんサポート等)で散歩記録から始める手もあります。
Q. GPSとマイクロチップ、どちらを優先?
A. 両方が理想です。GPSは「今どこ」を追え、マイクロチップは「保護された後の身元証明」。役割が違います(マイクロチップとGPSの違い)。
Q. 大型犬・多頭飼いでも使える?
A. Tractiveは複数デバイスをアプリで管理でき、多頭でも使えます。大型犬には海外でXL版も登場しています(日本展開は要確認)。
まとめ
- 迷子対策+運動量の二刀流:Tractive(本命)
- バッテリー重視の小型犬:まもサーチ3
- 中型犬以上・多用途:あんしんウォッチャーLE
- 健康・行動の記録:Catlog(位置追跡は不可)/アプリならauわんにゃんサポート
デバイスは重ね掛けが基本です。選び方の全体像はGPSトラッカー完全ガイド、身元証明の要はマイクロチップとGPSの違い、そもそも逃がさない環境づくりは脱走防止ガイドをどうぞ。


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